駆け抜ける森 見上げた空

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2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「みゃう」⑤はじめての夜

それからも、みゃうは毎日のように現れては、部屋のなかで寛いだり餌を食べたりして、また帰っていった。どこに帰って行ってるのかはわからないが、自分の飼い猫な訳でもないので放っておいた。 留守の時には、貢ぎ物も度々置いてあった。気味が悪いものが多…

「みゃう」④命名

その子猫は、私を見かけると、私を見上げて、みゃう、と鳴いて、身体を私の足などに擦り付けたあと、その辺を歩き回ることが多かった。 かといって、部屋のなかで騒いだり、散らかすこともなかった。

「みゃう」③子猫の貢ぎ物

それから、その子猫との交流が始まった。掃き出しの窓を開けていると、その猫は部屋のなかに入ってくるようになった。パンはあまり好きではないらしかったので、カリカリのキャットフードを買ってきて、いつでも食べれるように部屋のなかに置いた。